さて山梨・本栖湖2日目の記録。バスの本数のことをとやかく書きましたが、ここで失敗しますw
2日目・青木ヶ原樹海を散策
東海自然歩道を歩く計画
この日の天気は雨。ずーっと降っているわけではなかったのですがお出かけするにはちょっと躊躇する天気でした。
さて、この日の目的地は青木ヶ原樹海!何もこんな天気でとは思いましたが、
前日は思ったより動かなかったので出かけたい欲が勝ちました。
青木ヶ原樹海を散策する一番のメジャーなところは鳴沢氷穴~富岳風穴らへんですね。
ただ、ここは小学校の移動教室で体験済み。
大人になった今w、もう少し違うところを歩こうとググったら、
東海自然歩道という道があることを発見!
環境省が設定しているみたいで、東京~大阪間で複数エリアの自然歩道があります。
しかも、富士五湖のうち西側3つの湖付近の道があって、止まっているヴィラ本栖のすぐ近くも通っている!
この地図見ると風穴~氷穴の歩道もこの一部みたいですね。
なんとちょうどいい道があるもんだ!と思い決定。
ただ、最初から最後まで歩くと6時間コースなのでそれは無理。
なので精進湖の近くの神社に寄って、そこから自然歩道に入って風穴のほうまで行く計画しました。
バスの時間と移動距離を見誤る
ここまでの計画としては特に問題はなかったと思います。
一つミスったのはこの精進湖の近くの神社に寄ってという部分。
目的地は精進諏訪神社です。
なんで寄ろうかと思ったかというと、富士山は世界文化遺産の一部だったから。横には諏訪の大杉という樹齢千年の杉もあるということだったので、
せっかくなのでお参りしてから行こうかな。というくらいの気持ちでした。
ということでそこでバスを降りて歩くことに。本栖湖のバス停からバスに乗って精進で下車。
下車して思ったのは本当に人気がない。。
誰もいない・・ホテルっぽいのもあるけど人がいない。雨もしとしと降っていてなんだか暗いし・・。
とりあえず神社に行けばと思って向かったら誰もいない。。
かなり大きい建物で立派なのですが、茅葺屋根に結構草生えてきてる。
観光地というよりは地元の古ーい神社という感じで、千年過ぎも横にドーンと生えている。
が、そこまででした。。おみくじとかもないし、何なら閉まってる。
行った時期が悪かったのかな。なんだろう。。
車で立ち寄るにはちょうどいいかもしれないですね。
1時間に1本のバスでわざわざ降りてしまったのでタイムスケジュールかなりやっちまった感が。。
目の前には精進湖。そこから東海自然歩道まで、かなり距離が・・・。
しかも次のバスまで1時間以上(滞在時間粘って10分だったので)、途中に次のバスを待てるようなお店はナシ。
・・・よし。ここから歩く。
覚悟を決めて、東海自然歩道の入り口付近に食事できるお店がGoogleMapであったので、いったんの目的地に設定。
今改めて調べたら距離としては4kmでした。
ただ、この道、歩道がほとんどなく、カーブも多くてそこを大型トラックが結構通っていたので歩くのかなり怖かったです。
まあ、車側からしたらむしろ「なんで歩行者が?!」という感じだと思いますが。。
精進湖を上から見下ろす道路なので景色はいいです。きっと晴れてたら富士山も見えたはず。でも写真撮って楽しむ余裕はなかった。。
お昼ご飯、いよいよ樹海へ
必死に車道を歩いて食事処ニューあかいけというお店に到着。
ちょうど12時になったくらいでした。この時点で汗だく。
精進湖は釣りの名所らしく、結構船で釣っている人もいたし、そこのお店でいろいろ貸してくれるみたいです。
とりあえずエネルギーチャージ。
鹿カレーをいただきました。
さらっとしたスパイスカレー。ご主人も親切な方でしたし、
とりあえず人に出会えてホッとしました苦笑
さて、そこからは、精進湖の登山口に入ります。途中左に曲がる道があるのでそこで登山道と東海自然歩道が交差するのでそこで歩道にはいります。
が、明確な表示が見当たらなかったので一回通り過ぎました。この軽装備で日本最高峰は死ぬ。
通り過ぎた後、「どう見てもさっきの左への道がそうだよなあ・・・」と思って引き返しました。
カンは間違っていませんでしたので無事に東海自然歩道へ。
道すがらちょいちょいGoogleMapで確認しつつ進みますが、東海自然歩道は表示が出たり出なかったり。。
青木ヶ原樹海の中でそれはなかなかスリリングな体験だったぜぇ。(混乱)
一本道のなので最初のところ以外、基本分かれ道で迷うことはないです。
電波はもちろんあり、GPSは有効なので現在位置はギリ把握できるので、とりあえず目の前の道をひたすら進みます。
で、ここでも人に全く出会わない。。
樹海はもちろんすさまじく深い森なわけで、雨は落ちてこないので傘は不要。
だけど、圧倒的大自然を前にすると、森林浴的なリフレッシュよりも、もはや怖い。
次の目的地は富岳風穴。1時間強歩けば着くはず。
ということで、ここからは怖くなったハイテンションで
大き目の独り言をしゃべり続けながらすさまじい速さで歩く、という謎の行軍が始まりました。
大き目の声を出すのは怖さを紛らわすのと、
もし、仮に動物とか近くにいても人間がいるよという合図。クマ避けみたいに鈴もってくりゃよかったって7回くらい思った。樹海って自然動物どれくらいいるのかしら・・
しゃべり続けたのは、道が蜘蛛の巣はりまくっててびっくりし続けたから。
すさまじい速さ(当社比)で歩いたのは、早く人気のあるところに着きたかったのと、
比較的平坦で歩きやすかったからw
・・・かなりディスっている感じになっていますが、
一人で雨の日に樹海を歩いたという私の個人の責任が8割くらいです。
複数名で天気がいい日に歩いたら、ひと味違う富士山とその自然を味わえると思います。
やっぱりキャンプ場みたいな場所とは森の深さも雰囲気も全然違いますし、火山性のなんかで木の根元がかなり露出していて独特な富士山噴火の力を感じます。
圧倒的大自然(2回目)の威圧感みたいな。
結局1時間半くらい歩き通して風穴に到着。
途中で車の音が聞こえるとめっちゃ安心しました。車で行くと7分で着く道ですが。苦笑
でも、樹海の雰囲気とか広さとか深さとかすごく全身全霊で体感できるので、複数名で行ってみてください。
ちなみに、道端に「風穴まで何キロ」とか表示は忘れたころにポツっとある程度なので、そこもまた不安ですw
前振りでミスったので疲れた・・。
風穴に到着したら人がいる・観光地でなんか神隠しから出てきたみたいな感じになりました。
と同時に、ドッと疲れが出てしまったので風穴入り口のカフェで休憩。
(汗だくだったので涼もうと思って風穴入ったら3,4℃とかで逆にキンキンに凍えた。)
氷穴まで行こうと思ったのですが、足がグロッキーだったので道の駅なるさわで買い物して宿に戻りました。
風穴~道の駅なるさわ~本栖湖はバス移動です。1時間に1本の。
ここは休憩中に時間をきちんと計算して乗りました。風穴→道の駅と道の駅→本栖湖は逆方面になります。
ここのバス、基本的に15分押しくらいでくるのでいつ来るか毎回ソワソワして待つのでそのつもりで(笑)
そしてこの富士五湖エリア、相当な観光地なのにバスの本数とか効率を考えたら車移動一択になると思います。タクシーをチャーターしている5,6人の団体もいた。
だけど、湖の大きさとか、高低差だとか、富士山の裾野の広さとか、
そういうのを体感するにはアホみたいなアドベンチャールートでしたが、なかなかいいところもかなりあったなと思います。
参考にはなるか微妙ですが、当の本人は大満足でした☺
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